- 老人環(corneal arcus)とは、角膜周辺に認める灰白または黄色の輪状混濁のことで、角膜輪の一つである。加齢と共に増加し、欧米では60代で75%の頻度で見られる。病態は脂肪沈着であり、これは角膜辺縁に血液供給が多いためとされる。
- 一般的に両側性で、角膜輪の上下から始まり、いずれ全周を取り囲む。50歳未満なら、家族性高コレステロール血症の可能性を考える。ただし、冠動脈の独立因子であるかは明らかでない。
- High risk TIA(ABCD2 ≧ 4点)→ DAPT推奨
- DAPT(dual antiplatelet therapy)
- 抗血小板薬2剤併用療法のことです
TIA(一過性脳虚血発作)のあと、発症3週間ほどは抗血小板薬単剤ではなくDAPTのほうが良いかもよ(予防メリット >> 出血リスク)という論文が去年からいくつか出てますね。写真は、BMJのrapid recommendationより引用です。綺麗なvisual abstractですね。ERより帰宅希望のある低リスク患者に関してはこれまで通りバイアスピリン1剤で良さそうですが、皆様どうされていますか?
- 生命維持を最優先とした診療!
- 生理機能の維持・回復を目的とする!
- ABCDEアプローチに基づき検索!
- 当科で使用中の『パッと見 一覧表』を共有!
- Tamponade(心タンポナーデ)
- Airway obstruction(気道閉塞)
- Flail chest(動揺胸郭)
- open pneumothoraX(開放性気胸)
- tension pneumothoraX(緊張性気胸)
- Massive hemothoraX(大量血胸)
- Abdominal hemorrhage(腹腔内出血)
- Pelvic fracture(骨盤骨折)
- 切迫するD (GCS 8点以下、2点以上の低下、ヘルニア徴候)
- 各関節いずれも同様の概念で整復を行う。
- まずは長軸方向に牽引し、脱臼を悪化させるような方向に過伸展する(関節のひっかかりを外す)。続いて、指節骨を解剖学的な位置に戻す。前方、側方、後方それぞれの整復法を確認(例として背側脱臼整復を掲載)
- ちなみに指神経ブロックに関しては、整復時の指神経損傷の有無がわからなくなる、一瞬の疼痛なので不要、などから施行しない先生が多い印象です!
整形外科医からのコメント
- 指節骨脱臼の整復に関してですが、お示し頂いた整復方法は、これが骨折であっても基本となる一般的な方法かと思われます。厳密にいえばMP関節ロッキングなどの脱臼と似たような状態(側副靭帯の陥頓など)で、比較的病態が稀なものは橈屈もしくは尺屈などの特殊な整復操作を要しますが、ご指摘頂いたようにだいたいは牽引で戻る印象です。
- 指ブロックの扱いに関しては、自分は一度整復試みて難しいようなら積極的に行って良いと思います。その理由に関しては、疼痛で患者に力が入ってしまい、整復困難な場合もありますし、どちらにしろ受傷直後の状態で(完全な知覚脱失はまだしも)詳細な知覚の評価は困難なことが多いからです。
- では、受傷直後の状態で神経障害が疑わしい場合は緊急で神経展開、確認の手術をするでしょうか?脱臼により一時的な神経の圧迫で神経障害がでているのであれば整復によって圧迫が解除されれば自然に戻ってくる可能性もあると思いますし、指神経断裂の再建には特殊技術(手外科医によるmicrosurgery)を要するので、緊急でそれができる施設はかなり限られるのではないでしょうか。指神経損傷がみつかる可能性はinformしておくことも重要と思いますが、救急の現場で優先すべきは脱臼の整復かと思います。(もちろん麻酔をしたからといって、暴力的な整復操作で二次的な損傷を作るべきではないとも思います)。
- 長文失礼致しました。施設間での様々な事情もあると思いますので、恐縮ですがいち若手整形外科医の私見としてご参考にして頂ければと思います。施設毎の見解の相違などございましたら、ご教示頂ければ幸いです。何卒宜しくお願い致します。
- 尿路結石としばしば鑑別を要する『静脈石』の特徴を確認しよう。
- 尿管下部、膀胱近傍の『骨盤内静脈叢』に発生しやすい。
- 尿路結石症は『hydronephrosis』(図1)と『soft tissue rim sign』(図2)
- 静脈石は『comet sign』(図3)と『central lucency』(図4)
soft tissue rim sign(図2)
- 結石周囲にリング状の軟部組織濃度が認められる所見である。
- 限局性尿管浮腫を反映している。
- 尿管結石の50〜77%に認められる。
comet sign(図3)
- 静脈石と連続する索状の軟部組織陰影を指す。
- 静脈の非石灰化部に相当するとされる。
- 静脈石の21〜65%に認められる。
central lucency(図4)
- 静脈石は円形で、辺縁部の石灰化は強い。
- 一方、中心部の石灰化の程度が弱いとされている。
- Electrolyte(電解質異常、高K血症)
- LBBB(左脚ブロック)
- Early repolarization(早期再分極)
- Ventricular hypertrophy(左室肥大)
- Aneurysm(左室瘤)
- Arrhythmia(Brugada、心室性不整脈)
- Treatment(心嚢穿刺、薬剤性心膜炎)
- Takotsubo(たこつぼ型心筋症)
- Injury(AMI、鈍的心損傷)
- Osborne(低体温症、他)
- Non-occlusive vasospasm(冠攣縮)
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